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風俗課に配属されました

第60章 本條斗真の事情⑨

「理佳さん。お邪魔しちゃってごめんね」

俺には謝らんのかい。

「晩飯の誘いに来ただけだから。じゃ
お二人さん。ごゆっくりー」

……帰った。

「雑なドッキリだな」

これくらいの嫌味も言ってやりたくもなる。

「なんのこと?」
「俺をハメやがって。純真な俺の心を
弄びやがって」

……違う。

騙されてもいいと思ったのは俺。

「それ間違ってる。ハメたっていうのも
斗真の純真な心も」
「今の俺は純真な心の持ち主だったんだよッ!
チッ。分かったようなこと言うなッ!」

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