テキストサイズ

風俗課に配属されました

第72章 本條斗真の事情⑩

「原田コーポレーションの社長さん
でしたか」
「社長といっても就任したばかりで
右も左も分からない状態でして」

それでいて謙虚ときた。

失礼だが……誠に失礼ではあるが……

容姿以外は完璧。

それはすなわち容姿に至っては
俺の方が遥かに上回っている。

「原田コーポレーションさんに比べたら
うちの会社なんて下の下の更に下で
ございますわぁ……おほほほほ……」
「おまえが言うな」

理佳は俺が蔑まれる状況が
本当に好物らしい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ