
☆時計じかけのアンブレラ☆
第13章 君がいるから
それは、7月のワクワク学校も無事終わり、少し落ち着いたある日のこと…。
「かずー、どっか行こうよ〜」
始まった。潤くんの、たまにやってくるお強請り攻撃(笑)。
「え〜、家でゲームしたい」
「ゲームなんていつでもできるじゃん!
あっ、こないだ『ニノさん』でやってた、愛してるゲームやろ?負けた方が勝った方の言うこと聞くのね」
「えー!?あれ恥ずかしいんだけど。。
潤くん、なんか得意そうだよね(笑)」
「照れたら負けよ、愛してるゲーム!スタート!」
俺がやるとも何とも言ってないのに勝手に始める潤くん(笑)。
「かず、愛してる」
「潤くん愛してる」
最初からもうすでに笑いそうになってる俺…。
「ずーっと愛してる」
「死ぬまで愛してる」
「生まれ変わっても愛してる」
「……プッ…あはははは」
潤くんが真顔でいうもんだから、俺は堪らず吹き出してしまった。
