
☆時計じかけのアンブレラ☆
第4章 スーパーフレッシュ
もうすぐ大野さんの誕生日。
大野さんに内緒で、翔さんちでサプライズパーティーをすることになった。
4人で話し合って、俺と潤くんはケーキを作ることに決めた。
―――そして、誕生日当日。
「さあ、二宮先生始めましょう!」
腕まくりをして、やる気満々の潤くん。
「それ、何設定?」
「いや、いつぞやのCMの」
「懐かしっ。
そういえば潤くん。あの撮影のとき、すごいゴキゲンだった気がするんだけど何で?」
「う〜ん、かずと2人きりだったから嬉しくて、顔に出ちゃったんだろうね」
「……////」
俺は恥ずかしくなって、潤くんのことをバシバシ叩いた。
「痛い痛い(笑)」
まず、スポンジを作るところから。
潤くんは普段から料理してるし、さすが手際がいい!
俺に的確に指示してくれる。
俺は、潤くんと付き合い始めてから多少料理は覚えたけど、潤くんには遠く及ばない。
