BOYチェンジGIRL~僕が変わればSEXも変わる~
第9章 過去と本音
幸「そうですか、お父さんの薬で」
明「ありえないですよね、でも現実なん
です…」
幸「なるほど」
明「…」
放課後、再び幸を訪ねた
授業終わりは理科準備室にいる事が多く
人目を気にせずゆっくり
話す事が出来た
幸「その薬、まだあります?」
明「えっ?」
幸「成分がわかれば元に戻る薬も作れる
かもしれません」
明「本当ですか!?」
幸「絶対とは言えませんが出来る限りの
事はします」
明「ありがとうございます!!」
幸「…」
確証はないが可能性が出てきた
だけどこの時、明は気づいていなかった
眼鏡の奥で幸の瞳が不敵な笑みを
浮かべていた事に…
明「帰ったら早速探してみます」
幸「お願いします、あとドアの前にいる
のは明さんの彼氏ですか?」
明「彼氏?彼氏…」
久志「…」
明「あ、久志!?何でここに…」