BOYチェンジGIRL~僕が変わればSEXも変わる~
第12章 予想以上の痛み
明「する気なかったんですか」
和彦「結婚?」
明「あ…はいっ…」
和彦「あったよ、いつかはって思ってた
だから仕事も頑張った、彼女を養う為に
早く一人前にならなきゃって…」
明「…」
和彦「でも気づいた時、僕は一人だった
捨てられたんだ…」
明「…先生」
和彦「それが二年前…それ以来、誰とも
付き合ってない、本当に…」
明「…」
二年も前の話だが
今でも好きな雰囲気だった
結婚を考えた相手だし二年経った今でも
想いが残っているのは
仕方なかった
それくらい好きだったんだ
彼女の事を…
和彦「…」
明「…あの…」
母「ただいま、あれっ先生?」
和彦「留守中にすいません、お邪魔して
ます」
母「どうしたんですか?」
和彦「いつもご馳走になってばかりなの
でケーキを」
母「ありがとうございます」
明「…」
母が帰宅し
話しを続ける事は出来なかった
だけど気まずい空気が流れ始めていた為
内心ホッとしていた
母「わぁ~美味しそう」
明「…」