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明「３８度７分、風邪だね」

母「そんな…」

明「今日は日曜だし家の事は俺がやるか
ら母さんは寝てな」

母「ダメよ！！だって今日は…」

明「何」

母「…何でもない…」

明「何だよ」

母「何でもないってば！！」

明「…」


生理も無事に終わり
平穏な日々が戻ったと思われた
だけど今度は母が高熱を出して寝込んで
しまった

日曜日で学校は休み
明も多少、家事はこなせる
だからそんな心配する必要はないと思う
のだが…


母「…」

明「母さん？そんな体でどこ行くんだよ
ちゃんと寝てなきゃダメだろう」

母「だって…」

明「だって何だよ、必要な物があるなら
俺が買って来るから」

母「…」


熱があるのに
どこかへ行こうとする母
欲しい物があるなら自分が買って来ると
言ってるのに納得した様子がなく
腑に落ちない

母は何か隠している
そんな気がし問いただすと…


明「先生とデート！？」

母「デートじゃないわよ、知り合いから
映画のチケットもらったから一緒に行く
だけよ」

明「本当に？」

母「ほっ、本当よ！！」

明「…」