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幸「着きましたよ」

明「ここ…」

母「すごい、素敵な旅館ね」

幸「さっ、早く中に入りましょう」

母「はいっ！！」

明「…」


旅行当日
案内された旅館は想像以上に大きくて
古風な雰囲気漂う昔ながらの
温泉旅館だった


女将「ようこそ、いらっしゃいませ」

幸「予約してた川野です」

女将「承っております、こちらへどうぞ
お荷物、預かりますね」

幸「ここは料理も絶品なんだけど温泉も
美容に効くって有名なんだ」

母「素敵、最高ね」

女将「楽しんでいってくださいね」

母「はいっ！！」

明「…」


夕飯まで時間もあるし
旅館まで歩いて汗をかいた為
とりあえず自慢の温泉に入ってみる事に
した


明「広っ、それに景色も凄い」


大浴場は広く
そこから見える景色は格別

早い時間だからか大浴場には誰もおらず
景色も温泉も独り占め
最高だった


明「はぁ～気持ち良い」


さらさらのお湯
数分、浸かっただけだが
お肌がさらさら、ツルツルになった気が
した

こんな短時間で効果が出るわけもなく
気のせいだと思うが…