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BOYチェンジGIRL~僕が変わればSEXも変わる~

第20章 偶然の再会



母「うん、良く似合ってる」

明「…そうかな」


母が着付けてくれたのは
水色がベースの浴衣に紺色の帯
髪もシンプルな髪留めで一つにまとめて
上品な印象に


母「久志君が惚れちゃうかもね」

明「それは嫌だな…」


浴衣なんて絶対に嫌
着るまで、そう思っていたが

だけどいざ着てみると涼しげで夏らしく
せっかくの夏祭りだし
着て行く事に


明「そろそろ行かなきゃ」

母「慣れない浴衣だから転ばないように
気をつけてね」

明「わかってる、行ってきます」

母「行ってらっしゃい」

明「…」


待ち合わせ場所に行く途中
浴衣姿のカップルや子供とすれ違った

金魚すくいや水風船、焼きそばにかき氷
みんな楽しそうに笑顔で出店を
見て回っていた


明「…」

久志「明、お待たせ」

明「遅い、っ…」

久志「浴衣着るのに時間かかっちゃって
どう、似合う?」

明「ま、まあまあじゃない…」

久志「明もその浴衣、よく似合ってるよ
大人っぽくて」

明「あ、りがとう…」


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