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明「久志のクラスは…」


屋上から久志の教室へ走って向かった明
連絡事項も終わりみんなもう
帰ろうとしている

急がないと…


明「久志は、いた」

久志「…」

明「ひさ…」

女子「ちょっと、どういうつもり」

明「何、修羅場？」


声をかけようとした時
派手目な女子が久志の前に現れた
また遊びのお誘いかと思ったがなにやら
様子が違い…


久志「何…」

女子「どうして連絡くれないのよ、もう
１ヶ月よ？」

久志「そうだっけ？」

女子「そうよ、まあ今に始まった事じゃ
ないけど」

久志「あのさ」

女子「ねえ、久しぶりに…」

久志「悪い、俺そういうのやめる事にし
たんだ」

女子「やめる！？」

明「！？」


まさかの発言
特定の相手を作らず
好き放題、やりたい放題だった久志

その考えは一生変わらないと思っていた
でも久志は変わろうとしていた
それはいい事だが…


女子「まさか彼女でも出来た…」

久志「違う、ただ…」

女子「何よ」

久志「好きな奴がいるんだ、本気で好き
になった奴が、だから…」

女子「何それっ」

明「…」