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和彦「確認したい事はそれだけで…」

明「もう一つ、いいですか」

和彦「どうぞ」

明「…」


ドキドキする
今から聞こうとしてるのは
大事な事だけど生々しくて恥ずかしい

言葉に出来ない…


明「あっ…えっと…」

和彦「過去の恋人の事ですか？」

明「えっ？」

和彦「違いました？」

明「恋人っていうか…俺、今は違うけど
一時期、恋人じゃない男性とそういう事
してて…」

和彦「なんとなく気づいてました」

明「ちゃんと断らなかった自分が悪いん
ですけど先せ…和彦さんは…」

和彦「受け入れます」

明「そういうの嫌じゃないですか…尻軽
みたいで…」

和彦「正直嫌です、でも過去の事ですし
今後はないですよね？」

明「ないです、ありません！！」

和彦「なら問題ありません、僕にだって
そういうのはありますから」

明「和彦さんも…」


和彦は年上で大人
彼女がいた事も知っている
でも改めて聞かされるとショックだった
自分勝手だが…


和彦「だから…明さん？」

明「…」