無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

明「…」


いつもなら楽しいのに
胸がドキドキして早く会いたくて
早く家を出て駆け足で待ち合わせ場所に
行くのに…


和彦「…」

明「…いる…どうしょう…」


鞄に隠したコンドーム
そのせいで変に意識してしまい
なかなか近づく事、一歩を踏み出す事が
出来ない

鞄の中身が
コンドームが気になって…


明「…ダメだ…これ以上待たせられない
行かなきゃ…」

和彦「…」


意を決し和彦の元へ
頑張って目一杯オシャレしてきた

自分を見て和彦はドキドキするだろうか
進展する事が出来るだろうか
それともまだ…


明「和彦さん、お待たせしました」

和彦「明さ…」

明「どうかしました？」

和彦「…いえ、行きましょうか」

明「はいっ」

和彦「…」


現状維持なのか…


和彦「…」

明「…」


並んで歩く二人

和彦は明に歩幅を合わせ歩いてくれたが
手は鞄で遮られ繋ぐ事は出来ず
目も合わせてくれない


明「…」


デート中なのに…