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明「ふぅ、暑い…」

和彦「…」


まだ少し体が熱くて
何の気なしに胸元を仰いだ明
冷めた空気が体を冷やし暑さは和らいだ
が隣では…


明「暑っ…」

和彦「…明さん…」

明「はい？」

和彦「周りの目もありますからそういう
のはちょっと気をつけないと…」

明「何？」

和彦「…何でもありません…」

明「あ、始まりますよ」

和彦「…」


危機感のない明を
彼氏として注意した和彦だが
映画が始まってしまいそれ以上は話せな
かった

残念ながら…


和彦「…」

明「おお、いけいけっ！！」


見たのはアクション
最初は映画？って思っていたが
見始めるとなかなか面白くて終始夢中に
なっていた


明「この映画、すごい楽しかった」

和彦「そうですね…」

明「特に主人公を演じてた」

和彦「明さん前見て、危ないっ！！」

明「！？」

女子「きゃ…っ…」


話しに夢中のあまり
明は前にいた女性に気づかず
ぶつかってしまい互いの荷物をぶちまけ
てしまった