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和彦「上がってください…」

明「…」


連れて来られたのは和彦の家

家に到着する頃には涙は止まっていたが
代わりになんとも言えぬ感情が
胸を支配していた


和彦「明さん」

明「…」

和彦「さっきはすいませんでした」

明「…もういいです…」

和彦「さっき明さんが言った事は正常で
恋人なら手を繋いだりハグしたりしたい
ですよね」

明「…」

和彦「僕だって同じ気持ちです」

明「でもさっき」

和彦「物事には順序があります、僕の中
でそういう事、キスやセックスは３ヶ月
経ってからって思ってて」

明「３ヶ月…」


３ヶ月経ってから

３ヶ月なんて長いと思うがその長さは
和彦の明に対する真剣な想い
誠実さだった


明「じゃあ３ヶ月間、何も無し？」

和彦「そうですね…」

明「…」