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母「文化祭、お化け屋敷なんだ」

明「そう、痛った…」

母「ところで何してるの？」

明「衣装制作、裁縫なんて無理って断っ
たのに…」

母「なんでも経験よ、頑張って」

明「…」


ジャンケンに負けて衣装制作になった明
衣装制作といっても簡単なもの
元ある服に付け足す
その程度だ

だけど裁縫は未経験
何度も針で指を刺し傷だらけだった…


明「痛たぁ…っ…」

母「文化祭のチケット、先生にはもう渡
したの？」

明「…まだっ」

母「何で！？まさか明ちゃん、渡さない
なんて言わないわよね…」

明「だって文化祭、日曜だし…」

母「関係ないわよ、明ちゃんだって本当
は先生と見て回りたいでしょう？」

明「それは、まぁ…」

母「文化祭に呼んで久志君に紹介しなさ
い、どうせまだ言ってないんでしょう？
付き合ってる事」

明「…」

母「ちゃんと伝えなさい」

明「…ぅんっ」