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和彦「お世話欠けました…」

明「失礼します」


保健室を出てまた校内を少し見て歩いた
だけど和彦の体はフラフラし
まだ辛そうだった


和彦「…」

明「少し休憩しましょうか」

和彦「えっ？僕なら大丈夫ですよ」

明「人も増えてきたし少しだけ、そこに
座っててください、俺何か飲み物買って
来ますから」

和彦「…すいません…」

明「すぐ戻ります」

和彦「…」


まだ少し気だるいのか
うなだれるように座り込んだ和彦
こんな姿、明に見せたくないが少しだけ
明が戻るまで

そのつもりだった…


和彦「…」

久志「大の大人がお化け屋敷で気絶する
なんて」

和彦「…！？」

久志「まるでコントですね」

和彦「コント…本当、そうですね…」

久志「…」


現れたのは久志
こんな姿、見られたくないが
久志は和彦がお化け屋敷で気絶したのを
知っていた

もしかして見ていた？
見られてたなら恥ずかしすぎる…


久志「一つ聞きたいんですけど」

和彦「…はいっ」

久志「明と付き合ってるんですか？」

和彦「…」