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明「どういう事だよ…」

母「何が？」

明「薬、作るとか言ってるけど…」

母「仕方ないでしょう、明ちゃんの現状
話したら薬作らなきゃって言い出して…
先生の事、話そうにも聞いてくれないし
それに…」

明「…何だよ」

母「お母さんが話すより明ちゃんの口か
ら伝えた方が説得力あるでしょう」

明「そうだけど…」

母「それにまだ男に戻らないって決めた
わけじゃないんでしょう？」

明「…」

母「選択肢は多い方がいいし薬が出来る
までゆっくり考えたら？」

明「…わかった…」

母「うんっ」

明「…」


突然の父の帰宅
そして男に戻る薬を作る宣言
この日がくる事をどんなに待ちわびてい
たか

男に戻れる、嬉しいはずなのに喜べない
理由はきっと迷っているから
男に戻るべきか…


明「…」


このまま女でいるべきか…