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和彦「苦しいんでしょう？」

明「…んっ」


ギュッと目をつぶり小さく頷いた明
性器を見られると思うと
恥ずかしくて…


明「…ッ」


脱がされてる間
明はずっと目をつぶっていた
だけど逆に聴覚、感覚が研ぎ澄まされて
ヤバい…

ベルトを外す音にチャックを下ろす音
小さな音も聞き漏らす事なく
少し触られただけで
ビクッと…


明「ンッ！！」

和彦「あ、ごめんなさい、僕なりに色々
やり方を勉強したんですけど…」

明「男同士の？」

和彦「ネットで調べたりＢＬを読んだり
して…」

明「…俺も…少しだけ調べました…」

和彦「同じですね(笑)」

明「…(笑)」


不安はまだある
アナル経験があるとはいえ
あの時はものすごく痛くて痔になるかと
思った

正直、あんな思いはもうしたくない
だけど和彦となら大丈夫
乗り越えられる


そんな気がしていた


和彦「初めての時は痛いから多いくらい
ローションを使えって書いてあったんで
頑張って買って来ました」

明「…」

和彦「どうかしました？」

明「…ごめんなさい…実は俺っ…」

和彦「？」