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直倫「時間だ、もう行かなきゃ…」

久志「兄貴…」

明「…」

直倫「明さん、ちょっと…」

明「！？」


去り際、直倫に腕を引かれ耳元で
ある事を囁かれた

それは…


直倫「次、日本に戻った時は久志に内緒
で二人だけで会おうね」

明「！？」

直倫「じゃあね、また…」

明「あ…」

久志「兄貴、行ってらっしゃい」

直倫「行ってきます」

明「…」


冗談なのか本気なのか
結局のところ最後までわからなかった

でも一つ言えるのは直倫は油断ならない
久志同様、もしかしたら
それ以上かも…


明「…」

久志「なんだって？」

明「別に、久志をよろしくって」

久志「…」

明「なっ、何だよ…」

久志「楽しかったけどまた寂しくなるな
って…」

明「そうだね…」

久志「うんっ、だからさ…」

明「？」