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明「あ、和彦さんに電話しないと…」


その日の昼
明は和彦に電話した

実は明日、デートする約束をしていた明
でも男のままでは出来ないから
電話したのだが…


和彦『具合でも悪いんですか？』

明「そうじゃなくて…」

和彦『じゃあどうして？会えるの楽しみ
にしてたのに』

明「…」

和彦『明さん？』

明「…あ…えっと実は…」

和彦『？』


デートは男女がするもの

そう思い込んでいた明は男に戻ったから
会えない、デート出来ないと
和彦に伝えた

だけど…


和彦『えっ、それでですか？』

明「だって、デートって男女がするもの
だしそれに…」

和彦『何ですか？』

明「男の時はその…出来ないし…」

和彦『セックスですか？』

明「…」


男同士でセックス
やろうと思えば出来なくはない
だけどまだ抵抗があり男同士でしたのは
一回きり

あの日だけ…


デート＝セックス
それが目的ではないがやっぱり…


明「だから明日は…」

和彦『明さんは僕に会いたくないんです
か？』

明「えっ？」

和彦『僕は会いたいです、男とか女とか
関係なく明さんに会いたいんです』

明「和彦さん…」