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和彦「じゃあ先に出ますね、鍵はポスト
に入れといてください」

明「はいっ…」


翌朝、仕事の為
先に出る事になった和彦
鍵を受け取り見送らなきゃいけないのに
手が離せない

もう少し一緒にいたくて
離せなかった


明「あっ、ごめんなさい…」

和彦「…」

明「気をつけて、行ってらっしゃい」

和彦「…もう少し…」

明「えっ？」

和彦「もう少しだけ一緒にいましょうか
少しなら時間に余裕あるんで」

明「はいっ！！」

和彦「(笑)」


男同士で付き合うのは
周りの目や偏見など問題は多い
だけど二人なら明と和彦なら乗り越えら
れる

数々の逆境を乗り越えてきた二人なら
二人でならきっと…


和彦「朝ご飯、作りますね」

明「手伝います」

和彦「じゃあ一緒に作りましょうか」

明「はいっ」


そんな気がしていた


（終）