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BOYチェンジGIRL~僕が変わればSEXも変わる~

第37章 トマト農家の娘



久志「…」

ゆきめ「サラダ…」

久志「えっ?」

ゆきめ「食べないんですか?」

久志「トマトがダメで…苦手なんです…
青臭いのが嫌で…」

ゆきめ「…」

久志「あと食感とか匂いとか」

ゆきめ「そうですか」

久志「…」


一瞬、場の空気がピリッとした気がした
知らぬ間に気に触るような事を
言ってしまったのか

単にトマトが苦手だから苦手と言った
それだけの事だったが…


久志「あ、あの」

ゆきめ「…」

久志「あの良かったら連絡先…」

ゆきめ「トマト」

久志「え?」

ゆきめ「食べませんよね」

久志「はいっ…」

ゆきめ「残すの勿体ないんでそのトマト
私がもらってもいいですか?」

久志「あ、どうぞ」

ゆきめ「ありがとうございます」

久志「ッ…」


久志が残したトマトを躊躇する事なく
パッと一口で食べたゆきめ
潔くて素敵で…


ゆきめ「ごちそうさまでした」

久志「あ…」


かっこよかった


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