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久志「…でも本当に…」

ゆきめ「？」

久志「本当に俺でいいんですか？だって
俺、トマト苦手だし過去の事も…」

ゆきめ「関係ないよ」

久志「…」

ゆきめ「過去は過去、大切なのはこれか
らだし、トマトも好きになるよ」

久志「…自信ないな…」

ゆきめ「(笑)」

久志「…」

ゆきめ「？」


二人の間に、いい雰囲気が流れていた
いい雰囲気のまま少しずつ
距離が縮まり…


久志「ゆきめさん…」

ゆきめ「…」

母「ゆきめ、せっかくだから彼も一緒に
ご飯」

久志「！！」

ゆきめ「お母さん…」

母「あらやだ、邪魔しちゃったわね(笑)
気にしないで続けて続けて」

ゆきめ「もう、からかわないでよ」


寸前で母が来てしまいキスはお預けに
だけど残念がる事はない
チャンスはある


久志「(笑)」

ゆきめ「ちょっと、何笑ってるのよ」

久志「えっ？ううん、別に」

ゆきめ「…」


二人の時間はまだ始まったばかりだし
きっとチャンスはまた訪れる
二人ならきっと…


きっと大丈夫だった


（終）