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PH山田の伝説

第16章 海外研修

皆バスにバタバタと乗り込む中

「さっきは写真残念だったね 良かったらこれあげるよ」
と俺は単4電池を手渡した
するとうのちゃんは

「ありがとう でも大丈夫? 電池無くなったりしない?」

「気にしなくて大丈夫 そう言えば自己紹介まだしてなかったね 和馬って言うんだ 宜しくね」

「和馬君か 私はうの 先輩とか気にせずうのちゃんで良いから」

一応合流した時に全員の前で自己紹介はしていたが改めてされると何故だかドキドキしたのを覚えている
さてうのちゃんの見た目だが俺は一目見た時にこの子をハントしたいと思って居た

身長は凄く小柄で148㎝位 華奢でちょっと乱暴に扱ったら骨等直ぐに折れて仕舞いそうな程だ

こちらでの生活が長いのかそれとは対照的にこんがりと焼けた肌 髪はショートボブで綺麗に前髪はパッつんだ

この日のうのちゃんの格好はブカブカのカーキ色のズボンに紺色の学校母団体のTシャツ

お世辞にも女の子らしいとは言えない

なのに何故だかうのちゃんに引かれていた

バスでの移動はおよそ三時間にも及んだ しかも乗り心地が最悪で道もとてつもなく悪い

あまりの揺れで少し油断したら舌を噛みきって仕舞いそうだ

そんな最悪な環境でもうのちゃんと話して居たら退屈する事は全く無かった

フィリピンにうのちゃんが来た目的や他の生徒にはまだ知らされて居ない今後のスケジュール迄教えて貰いとても楽しい時間だった

「この後の予定知ってるかな?」

「今日の予定はまず旧日本軍戦没慰霊碑に参拝 次にカウスワガンのセンターでホームステイ先の家族と顔合わせだよ」

「マジでかよ いきなりホームステイとはハードだな」

この研修中にはホームステイがあることは聞かされて居たがまさかこんな早々と始まるとは思っても居なかった

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