いとしいとしというこころ
第12章 後悔
「和くん、頑張って学校行ったんだな。でも無理だったから帰ったって感じか。
相葉ちゃん…和くんのこと、大切なひとを傷つけた意味わかってる?」
大ちゃんは怒ってるけど、ちゃんと俺に向き合ってくれて。
本当にこの人と友達になれてよかった。
うん、うん、って何回も力なく頷いてる俺に、
俺、思うんだけど…って、大ちゃんが話す。
「相葉ちゃん、なんでそんなになった?」
「ん?」
「前に俺に、“いつか和くんに伝えられたらいい”、って言ってたじゃん。」
「うん、そう。」
「あ、松潤に釘を刺されたからだ。」
そうだね。
それが大きいよ。
「他にもあるって顔。」
全部話せば?って目。
いつも思うよ…
こういうとこ、鋭いなって。