テキストサイズ

いとしいとしというこころ

第11章 まっさら



翔にいの発言に雅にいも潤にいも、大ちゃんまで注目することとなる。

「違った!かも?

和はできたか?」

「ゴホッ!」

咳き込む俺にすかさずお茶の入った紙コップを渡して笑ってる翔にい。

な、なに!?

なに言う気?

「そうなの?」

大ちゃんが優しく訊いてきて、

「できてない!」

即答してキッと翔ちゃんを睨んだ。

「にいちゃん、なに言ってんの!」

声を荒げてプンプン怒るけど翔にいは相手にもしてなくて。

「なんでそんなこと言うんだよ?」

潤にいが興味津々。

「んー。
なんとなーく。
なんか違う。今までと。」

雅にいが不安いっぱいの瞳で俺を見てるのを視界の端に捉えて、まだきちんと訂正したいやら、もしかして心配してくれてるのかもって嬉しさもあって。



ヤキモチ妬いてくれてる?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ