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幸せだった日々

第3章 少しずつ変わっていく自分

『そう言ってもらえるととても嬉しいです。ぜひ参加させてください。でもひとつだけお願いがあります。私の家はかなり厳しいので、19:00頃出かけたいんですが、大丈夫ですか???』




「颯斗の仕事が終わるのが遅いから、飲み会は20:00過ぎから始めようって言ってたんだ。その前に俺とふたりっきりになっちゃうけど、ごはん食べに行こっか?」




『私の都合に合わせてもらってすみません…。。。早い時間に家を出れば嫌な顔をされないので助かります。どこで待ち合わせしますか???』
「19:00頃紫穂ちゃんちまで行くから、家で待ってて」



この間の飲み会の時も迎えにきてもらったのに…。。。




『私の家、遠いから途中まで行きますよー』



「飲み会したら帰りが遅くなるから、そんな時間に紫穂ちゃんをひとりで帰したら心配でしょうがないよ。だから、俺が迎えに行って帰りもちゃんと送ってくから、家で待っててね」



こんなに心配してくれると守られてる感じがしてとっても嬉しかった。

『じゃあ…お言葉に甘えて、お迎えお願いしていいですか???』


「もちろんだよ!」




メールが終わった後、どんな服装をしていこうか、あれこれ考えた。少しでもかわいいって思われたいからがんばってコーディネートを考えなくちゃっ。




クリスマスイブ当日、夜のことを考えると、仕事中もソワソワしてた。仕事が終わり、寄り道せずに急いで家に帰った。服を着替えてメイクして、髪もヘアアイロンで巻き巻き…。よしっ。できた!!!
時計を見ると、18:50…。やっばーい!もうこんな時間!?手首と首元に香水をシュッ…。アクセサリーをつけていると…



「こんばんは。もうすぐ着きそうだけど、支度の方はどう?」


ナイスタイミングっ!!!



『今、できたところです!すぐに行きますねー』



「そうだったんだ。ゆっくりでいいから慌てないでね」



優しい言葉をかけられて少しキュンとした。




前回の飲み会の時は助手席に透夜さんが乗ってたから後部座席に乗ったけど、今日はふたりだからどうすればいいんだろう…。目の前に悠翔さんの車が止まり悩んでいると…



「助手席に乗って」

と、ジェスチャーで言われた。


ふたりだもん。普通に考えたらそうだよね…。
悩んだ自分が恥ずかしかった…。。。

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