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第45章 4月25日

国立台湾大学の
獣医学部をトップの成績で卒業した彼女。

同僚からも
「優しく、プロフェッショナルな人物」
として認められていたが、

保護施設の
過密問題のために、

彼女は2年間に
700匹の犬を“処分”
しなければならなかった。


動物に対し愛情と信念を持って接し続けていた簡さんは落ち込む毎日の中で、安楽死の処置を行って死にゆく犬を何度も抱きしめていたという。



しかし動物保護団体は
簡さんを槍玉に挙げて
「美しき死刑執行者」
「美しき屠殺人」と
厳しく批判し続けた。


そして先日、
思い詰めた簡さんは

犬に投与してきた
安楽死用の注射を自分にも打ち、
昏睡状態に陥って
そのまま息を引き取ることに。

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