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第22章 3月29日

※『日本語はなぜ美しいのか』黒川伊保子著より

サクラSakuraは、

舌を息の上にすべらせ、

口元に風を作り出すSa、

何かが一点で止まった
イメージのKu、

花びらのように
舌をひるがえすRaで構成されてた語である。

つまり、語感的には、

風に散る瞬間の花の象(しょう)を表す名称なのだ。


あの花を「サクラ」
と呼ぶ私たち日本人は、散り際を最も愛する。

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