欲望ベイベー
第22章 エッチな花嫁。
A side
にのの白い肌に、真っ白なレースが良く似合う。
花嫁のヴェールをつけたにのが、俺に最高に可愛い笑顔を向けてくれる。
幸せでたまんない。
N「・・・これ、可愛い?」
ヴェールを両手でつまんで、纏うようにしてクルリとまわって見せたにの。
長いレースがまるでドレスのようにりらひらと舞う。
A「可愛いよ・・・本物のお姫様みたい。」
N「んふ♡」
この上なくご機嫌なにのが、壁に飾り付けられた花をひとつ取った。
N「王子様もチョットくらいオシャレしてね?」
そう言って俺の胸ポケットに花を差す。
N「あ、そうだ!」
何か思い付いたのか、また花を選びだしたにの。
まるでお花摘みをしているお姫様だ。
くふふ♡ホントご機嫌で可愛い♡
O「一応、成功か?」
神父おーちゃんが、花を集めるにのを見て笑いながら言った。
A「色々アクシデントはあったけど、大成功だよ!!
にのが喜んでるもん♡」
O「ニノ、随分とご機嫌だな〜。」
A「ありがとう。」
O「2人に神のご加護がありますように。」
A「あははは!!」
最高だよ、おーちゃん。
O「あいつらもちゃんと話せたみたいだな。」
ここ最近、どこかぎこちない雰囲気だった翔ちゃんと松潤が2人で笑ってる。
A「良かったー、愛してるって言ってあげたかな?」
O「それはどうだろうなぁ。」
A「あ、」
お花を摘み終えたにのが、2人のもとへ駆け寄っていく。
N「潤くんっ!!」
M「カズ!おめでと・・・って、なに?!」
両手いっぱいの花束を、松潤にぎゅっと押し付けたにのがニヤリと笑った。
N「なにって、ブーケだよ?
花嫁のブーケを貰った人が次に結婚出来るんでしょ。」
M「え、ありがと・・・」
はにかんだ松潤に、にのが
ふふん♪と鼻を鳴らして笑った。
N「お先にゴメンねー?」
M「は?」
N「相葉さんたら、毎日愛してるって言ってくれるんだってー♡
もう、最高のプロポーズだよね♡」
A「に、にのちゃん・・・」