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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~

第30章 翼を・・・ひろげて


コメント : ごめんなさい

別れようと思った彼の子を妊娠しました
結婚も考えない彼氏に私も気持ちはありません

子どもに罪はないけど
愛せるかわかりませんし、恐いんです

産みたくても産めない人もいる
産まれたくても産まれてこれない人もいる

命は…戻らない
YOUさんの記事がずっと響いて
迷ってます

こんな話されても困りますよね
ごめんなさい





『・・・』




カタカタカタ・・・





YOU Re : お体を御自愛ください

必ずしも「○○するのが悪い」とは
言えない事は沢山ありますよね

いわゆる綺麗事では済まないと言うものです
特に、それを避けられないのは
女性であるあなただ

男は正直いくらでも逃げられる
勿論それは許されないことです

何が正しい、こうすべきとは
僕にも…誰にも言えません

でも僕は…自分の実の子でなくても
愛せる父親もいる事を

それから・・・

例え望まない相手の子どもでも
ちゃんと愛していた女性を知っています。







実に繊細なコメントを寄せる人たちは皆

その人柄を伺わせるような

言葉遣いや気遣いをみせてくれる



俺は迷わず

そんな声には

自分なりに答えていた




そんな…出逢うことのなかったはずの
どこかにいる人々と繋がって


お互いに親しみや信頼ができていく
そんな場所が俺にとっても
ひとつの自分らしくなれる場所だったり


趣味のようなものとは言え
やりがいも感じたり
良いものとして…芽を出してくると



また・・・別の現象も起こったりする

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