無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

『いいねぇ…ダンナの稼いだカネで
優雅にランチタイムですか？』



昼食時にこうぼやくのは
一緒に休憩してた俺の同僚。


そいつが視線を送った先には


同じカフェでランチをしている
品のよさげなご婦人たち。



『ふふ…何お前、羨ましいワケ？』


最近俺は

そんなアンチを聞いたりすると
ついつい吹っ掛けてしまうことが
あるんだよな


『？…いいご身分じゃねえ？
働きもしないでさ…昼間っから』


『フフン…365日・・・無償で
年中無休の職業がお前
羨ましいんだ？(笑)』


なんて・・・。




他人を揶揄したり

もしくは

『専業主婦は今やセレブな職業。憧れ』


だの


『結婚したい結婚したい～』

の、ヘビロテ女なんかみると

ちと得意気に


そんな言葉使ったり

してんだよな最近の俺・・・。






でもってふと思ったりすんの




〃アイツ…元気でやってんのかな？〃



とかって。




なんか時々

不意に
思い出したりしてんだよな



いつかの

家出娘・・・