テキストサイズ

かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~

第8章 ゆるされぬ想い・・・

『すっげ・・・』



俺の目の前には

ホカホカの…お料理たち。






『お腹すいたね♪いただきまぁす』


マリアは満面の笑顔で
手を合わせた。




『・・・イタダキマス』





スゲーきれいな…黄色の
オムライス


中はトロトロの半熟で


めちゃくちゃ…




『ウマ・・・』








『本当?良かった…』






『俺・・・マリアのこと
ちょっとナメてたわ』



『ふふっ…なにそれ?』






いや、俺・・・
ソファでボーーっと見てたんだけどさ


見た目から想像出来ないっつぅか
めちゃくちゃ手際よくて?

付け合わせとか
サラダやらスープまで

サクサクっと出てきてさ。



あぁ、そういえばコイツ
主婦やってんだよな?とか思うのさ。



見た目と
あまりにギャップがあると言うかな…。






『おかわりあるよ?食べる?』


『うん・・・もらう。ウマイ』


野菜って…こんなに
美味かったっけ?




ストーリーメニュー

TOPTOPへ