かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第10章 ダメかな・・・?
『・・・。ふふ・・・やっぱり?
うん・・・私もイヤだな。
ちゃんと…断ち切りたい』
マリアがもう一度スマホを
握りしめる…。
『本当なら…コレ、その場で投げ捨てて
置いて来たかった』
マリアのケータイ…
契約は、当然ながら旦那名義のモノだ。
『このケータイ…手放して良いとき
突っ返しても良いときは
きっと自由になってる…!』
そんな…様々な覚悟を持って
マリアは一人で生きて行こうとしてる。
『ちょっと…~気分良くないから
今からでも
名義変更してもらった方がいいかなとは
思うんだけど…どう思う?』
『…ぶっちゃけ
ほっとけばいいと思うけどな』
『ん~~~…名義変えて
自分のにしちゃえばマシだけど
その後もずっと番号知られてるの
なんか…やだなぁ、とか
色々考えちゃって…~
したら、その時ケータイ変えたらいいかな?』
時折、話が少し重くなる…
それは仕方がない。
俺はマリアと話し続けた。
そして・・・気にかかることが
出てくる。
『なぁ?…マリア、ここの住所とか
やっぱり知らねぇんだよな?あの人…』
『もちろん。
前の家からも
あの人の職場からも真逆だし
離れてるから…早々
そんなこともないと思う…』
それはそうとして・・・
捜し出されたり…
追いかけてきたり、なんてこと…
『ちなみに、少し前に
親にもナイショで実家に一度籍を
移したの…。戸籍とらなきゃバレないから。
それで今回すぐにここに移したから
住民票見ても、あの人が
ここの住所知るのは
少し難しくなってる。
ついでに
住民票も閲覧制限かけてもらってるから…
その辺は…シェルターみたいな感覚だよ』
俺もマリアの真似事して、じゃないが
そういった問題や対策を
色々調べたりしたが
マリアはまた段違い…
しっかりと安全策もとっているようだ。
脱帽だぜ・・・
そして、少し安心する
うん・・・私もイヤだな。
ちゃんと…断ち切りたい』
マリアがもう一度スマホを
握りしめる…。
『本当なら…コレ、その場で投げ捨てて
置いて来たかった』
マリアのケータイ…
契約は、当然ながら旦那名義のモノだ。
『このケータイ…手放して良いとき
突っ返しても良いときは
きっと自由になってる…!』
そんな…様々な覚悟を持って
マリアは一人で生きて行こうとしてる。
『ちょっと…~気分良くないから
今からでも
名義変更してもらった方がいいかなとは
思うんだけど…どう思う?』
『…ぶっちゃけ
ほっとけばいいと思うけどな』
『ん~~~…名義変えて
自分のにしちゃえばマシだけど
その後もずっと番号知られてるの
なんか…やだなぁ、とか
色々考えちゃって…~
したら、その時ケータイ変えたらいいかな?』
時折、話が少し重くなる…
それは仕方がない。
俺はマリアと話し続けた。
そして・・・気にかかることが
出てくる。
『なぁ?…マリア、ここの住所とか
やっぱり知らねぇんだよな?あの人…』
『もちろん。
前の家からも
あの人の職場からも真逆だし
離れてるから…早々
そんなこともないと思う…』
それはそうとして・・・
捜し出されたり…
追いかけてきたり、なんてこと…
『ちなみに、少し前に
親にもナイショで実家に一度籍を
移したの…。戸籍とらなきゃバレないから。
それで今回すぐにここに移したから
住民票見ても、あの人が
ここの住所知るのは
少し難しくなってる。
ついでに
住民票も閲覧制限かけてもらってるから…
その辺は…シェルターみたいな感覚だよ』
俺もマリアの真似事して、じゃないが
そういった問題や対策を
色々調べたりしたが
マリアはまた段違い…
しっかりと安全策もとっているようだ。
脱帽だぜ・・・
そして、少し安心する