かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第13章 望んでも・・・良いの?
『マリア・・・♪』
『・・・・・・』
まだ少し混乱気味のマリアを
腕枕して寝転ぶ・・・。
『マリア…大丈夫か?』
『・・・』
コク・・・。
気まずいのか、呆然としてるのか
俺と目は合わせず
あさっての方向むいてやがる(笑)
『ふふ・・・』
『…~んっ…!』
少しつっつくとマリアは
駄々でもこねるみたいに
布団を引っ張って完全に反対向いた(笑)
ありゃりゃりゃ・・・。
『(笑)・・・よしよし』
『~~~・・・』
背中をさすってみたり…
一生懸命に機嫌取り?してみるんだけどよ
中々振り向いてくれねぇぜマリアのやつ
・・・潮吹いてイッたくせに
とか言ったら流石に
ぶん殴られるか?(笑)
『マリア~・・・頭真っ白になった?(笑)』
『・・・。・・・』
完全シカト(笑)・・・あ、寝た?(フリ)
ほぉ~・・・そんなら…(笑)
『なぁ、マリア…なんで泣いてたの?』
『・・・・・・。』
マリアが寝てる提で
一番聞きたかったことを…聞く。
ピク?
起きてんじゃねぇか(笑)
『泣いてたろ?…あの時も、さっきも…』
ついさっきも…
終わる、その時・・・そしてその後にも
やはりマリアの目には涙が浮かんでた
やっぱり、しんどいのか?
セックス嫌なのか?…
嫌なことはガマンするなって
言ったろう…?
なんて・・・
やっぱ気にしてたぜ?俺…。