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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~

第3章 家出娘の正体は・・・

意外なことを
喋ったりしてくれたソイツ・・・マリア。


『ハハハ…じゃ、クリスチャンとか?』

『ううん。全くそゆのないの。
実家の家族もみんな日本語しか話せないし
名前も、ちっともそゆ意味じゃない』



『そう(笑)』

『顔…~よりは名前で・・・かな?
小さい時は「外人・外人」って
チョットいじめられた』



『・・・そう』

『私より…お母さんの顔見て…かな?
だからお前外人だ~とか(笑)
子どもって、自分と違うものみると
すぐイジメたがるじゃない?』




・・・ハハハ

俺なんか正に・・・

そういうクソガキだった記憶があるぜ?


・・・・・すんません(苦笑)





なんて…

意外なキッカケで
喋ってくれたり

なんか和んでた(と、思う)



まぁそれはそれで・・・

その方が、いい。








と・・・


和んでくれちゃってるとこ

悪いんだけどさぁ?


えーと・・・君
マリア・・・・・ちゃん?

俺・・・ちょ~~っち

聞きたいこととか出てきちまったワケ。



ダラダラ・・・ヒヤヒヤ・・・



お前が俺を警戒するのは最もだ…
別に責めてないぜ?


だけどひとつ
一瞬だけど

偽名を名乗った家出娘…。

嘘を……ついたワケだろ。




だからつまり…



マリア……お前



他にも俺に


ウソ……ついてたりなんか


しないよな?





え?



あー・・・そうだな



例えば



例えば、だぞ……っ?
















・・・「年齢詐称」






とかさ・・・?




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