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物事の順序を守る・・・


そのあとならば


自由に決めて良いのは


俺とマリアじゃないのか？






マリアの答えは








『・・・ダメ』








・・・。







『どうして？・・・』









『・・・ダメだから・・・ダメ』








『マリア…気が変わったのか？

それとも、まだ…何か
何か…あるなら言ってくれよ

ちゃんと…受け止める

俺のことはもう・・・本当に
そういうことならさ…』








『ウソはついていないよ、私

そうじゃない・・・

そうじゃなくて…それを
私が言うのは・・・ズルいから

そんなこと言えないし
望まない』






『どういうイミ？』







『うんと…それは

私が…自由になれるまで
待ってて・・・なんて言うのは

つまり…その

奥さんや家庭を…捨てる気もない
不倫してる男が

純粋な相手に…待っててくれ
別れるから待っててくれ

なんて・・・囁いてるのと
変わらないと思うから』







『マリアは・・・そうじゃないだろう？』








『それでも・・・私に
あなたの人生を…あなたを

束縛する資格なんか
なにひとつ…どこにもない

だから・・・そんなことは
言わない』








『なら、俺は・・・

俺が・・・待ってるぜ

〃勝手〃に・・・』









『ゆぅちゃん…』







『なんだよ・・・俺の…勝手だろぉが』









『ゆぅちゃん…まっとうな道を歩んで』









『待ってたら・・・ダメかよ？』








『・・・ん・・・・・・ダメ』









『ほんとのこと・・・言えよ

俺らもう…常識もなにも外れてんだぞ

今更…お利口なこと言う必要ねぇよ』







『・・・それでも・・・ダメ

そう言っておく』







『言っておく…ってだけだろ』







『それでも・・・ダメ

私を待ったりしちゃ、ダメ』










冷静になって出した答えは


別れだった