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俺はマリアと手を繋いで
駅のホームへの階段をかけ上がった




『知らない…って、ちょっと！？
ゆぅちゃん…っ！』



驚きながら引っ張られて付いてくるマリア







『ねぇ？！この電車合ってるの！？
□□行き…って・・・どこそれ？
知り合いでもいるの？？』






『知り合い？…～～ははっ
確実にいねぇだろぉな(笑)
ま、だからそうするんだけどな♪』





『ゆぅちゃん・・・っ、何考えてるの？』

















『〃逃げる〃んだよ・・・』









『ゆぅちゃん・・・っ』











行き着く先が
どこだかなんか…どうでもいい





目的地は・・・






ここより空気がウマイ場所





マリアが腹一杯…ウマイ空気が吸えて




ちゃんとメシが食える




安心して眠れる場所







それなら・・・どこだって良かったんだ









〃ふたり〃で…行ける場所なら


どこだって・・・良かったんだ










『逃げちまおうぜ・・・』