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光と愛の乙女詩集

第111章 夜空~大好きなあなたへ~

あなたは覚えてますか?
初めて電話で話をしたときのこと

夜空に……
満月が輝いていたよね

東京と兵庫……
遠いのに満月は変わらなく同じだったよね

夜空についてたくさん話したよね


「今日は星が綺麗だよ」

「見てみるね」

「記念日……あの日と同じ満月だよ」

「本当だね」

たくさんたくさん夜空の話をしたよね


あなたと別れたのは三日月だった
だから私は三日月より満月が好き
あなたとの思い出が詰まった満月が好き


ねぇ……
あなたは覚えてる?

初めて話したときのこと


夜空~大好きなあなたへ~

捧げるよ

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