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光と愛の乙女詩集

第34章 だけど…でもね…やっぱりさ

バカみたいに君の前で泣いた

子供だと実感した

君は大人で恋人で

『焦らなくていい』

『大丈夫』

『一人にしない』

『その気持ちわかる』

まるで魔法

悲しくて泣いただけじゃない

安心しすぎたんだ

肩に入れてた力をふわりと抜いたらね

自然と出た涙

泣けないと思ってた

悲しくても苦しくても

今まで笑い続けてたから

ねぇ?

何でだろ?

都合良い?

そうなのかな?

だけど………

でもね………

やっぱり………

やっぱりさ……











『愛してる』

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