テキストサイズ

光と愛の乙女詩集

第57章 1.17

いくつ命の灯が消えたのだろう
いくつの悲しみや辛さがあったのだろう

それはきっと計り知れないもので
きっと失った傷は簡単には埋まらなくて
それでも人は生きていて

ある人にとっては何でもない日
ある人にとっては大きな日

それが1.17
今日という日

その日生まれた命もあった
その日亡くなった命もあった

それはいつもそうだけれど
その日は特別だった

生きてて
その日小さかった私だけど
そんな小さい私ですら
怖がってたという

命の大切さはいくつも日がある
だけど私にとって一番身近に残る日

家を失い
それでも生きた人がいる

命あるから必死に生きた
優しく支え合った
人の優しさに触れ合った

だから私は今日祈る

犠牲になった人が安らかに──

生きてるすべて人が笑顔に──

ストーリーメニュー

TOPTOPへ