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光と愛の乙女詩集

第71章  秋夜の月~Kaleidoscope Ring~

夏の終わりの秋夜
貴方みたいにキラキラ光る万華鏡を覗いてた


その時 私の家に鳴り響いた呼び鈴の音


私の家に届いた
貴方からの贈り物
封を切って中身を取り出した


貴方の服と
オーダーメイドの婚約指輪
不器用な字で書かれたラブレター


私は貴方の服を上に着る
ブカブカで手が隠れた


万華鏡のようにキラキラ輝きを放ってる
オーダーメイドの婚約指輪
左手薬指につけた


秋夜の下で月灯りに照らされ読むラブレター
嬉しくてつい涙が零れ落ちた


そして──


貴方と続くこの空の秋夜の月に
左手を伸ばした


薬指につけた婚約指輪が
万華鏡のようにキラキラと色変えた

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