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光と愛の乙女詩集

第73章 秋夜のお月見

ある秋夜の月見
空にはまんまるい月

月には兎のシルエット
これから始まる秋夜の宴


月明かりに照らされた様々な心の欠片


月夜の下で踊り出す姫と王子
黒猫は笑い女神は歌を奏でる
木々はざわめき扉は開く


人々が眠れば月兎は地に降り立つ
月の力に導かれて降り立つは魔女


世界に響く


黒猫の鳴き声
姫と王子のステップ
女神の歌声
月兎の餅つき
魔女の笑い声


秋夜のお月見───


幻が開花する

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