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光と愛の乙女詩集

第97章 梅雨の宝石

梅雨
雨降りしきり
傘をさしながらの学校帰り

梅雨の宝石を見つけた

青や紫やピンクの色とりどりの紫陽花

紫陽花には雨がかかり
紫陽花はキラキラ輝いている

紫陽花の上にはカエルがちょこんと座り
ケロケロ
ケロケロ
鳴いている

私はその場にしゃがみ込み
紫陽花とカエルに見入る


そうしていると雨がやみ
傘を閉じる


空を見上げると
まぶしく輝く太陽に
色とりどり七色に輝く虹

幸せな一時

梅雨も悪くない

梅雨の宝石……

雨の恵み……

『ありがとう』

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