同窓会 SN
第81章 依存1 和也
「面倒だろ、ごめんな?先月もう一人の秘書の子が急に辞めたから 書類仕事とか溜まっちゃって」
「あ、あの子辞めたの?そう言えば最近見なかったな」
「デキ婚だって。おめでたいことだからいいんだけど 急だったから代わりの人が見つからないままで・・・」
言葉が途切れたと思ったら 翔は何やら静かに書類を打ってる様子。
邪魔しないように俺も黙ってやろう。
二人して黙々と作業をして、気がついたら時計は22時を指していた。
「あ、もうこんな時間か・・・もう少しで終わるけど・・・」
「うん、俺ももう終わりそう」
そこから30分ほどで二人共ほぼ同時にすべてを片付け同じように椅子の背もたれに凭れて伸びをした。