同窓会 SN
第86章 依存6 翔
6-1
眠りに着く前に 思わず口から溢れてしまった言葉
和也には聞こえてなかったんだろうか。
もうすでに半分夢の中だったのか、
それとももしかしたら 返事に困るから 聞こえないふりをしたのかも
和也が何の反応も示してくれないと 俺もその話題を蒸し返す勇気は出ない。
どうせ言うのなら もっときちんと言えばよかったな
こんなふうに 中途半端にモヤモヤするのは 気持ち悪くてスッキリしないのに・・・
和也・・・お前は俺と一緒に暮らすこと、考えたりしないのかな
俺とこの先の人生をずっと共に歩くこと、考えたことはないのかな
俺は最近 そんなことばかり考えてるよ。