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同窓会 SN

第86章 依存6 翔



「・・・翔、こういう店にも来ることあるの?」
「当たり前だろー、接待以外でそんな高級なとこ行かないぞ」

「そう?いつも俺を連れてってくれるとこ 結構高そうだけど」
「そうか・・・。ちょっと見栄張ってたのかな・・・別にそんなつもりじゃなかったけど
やっぱり俺、お前にかっこいいとこ見せようと頑張ってたのかも・・・」


俺、和也にはいつもホントの自分を見せてたつもりなんだけど
それでもやっぱり外では“社長の俺”を意識してたのかな

そう言えば 接待で使うような店ばかり選んで 誘ってたかも知れない


“へぇ・・・こんな高級なとこ来てるんだ”って言う和也の憧れの視線を
知らず知らずのうちに期待してたのかな


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