
同窓会 SN
第89章 決意1 和也
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翔が俺の部屋で生活するようになって10日
普段は朝 時間がある時でも、
コーヒー以外は ヨーグルトと果物位しか口にしないと言ってた翔も 俺と一緒にパンを齧ったりするようになった。
「美味い。これ、角のベーカリーの?外観はオシャレなのに 素っ気ない名前の・・・確か、大野パン屋 だっけ?」
「そう、気が向くとコーンマヨパンとかメロンパンとか買ったりするんだけど この辺じゃここが一番美味いかな」
「へぇ・・・こうやって食べてみるとパンも美味いよな」
「うん、俺も食べないなら食べないでもいいんだけど やっぱり少しでも食べたほうが集中力が上がる気がするから、最近はなるべく食べるようにしてる。と言っても帰る頃には大抵店閉まっちゃってるから、あんまりしょっちゅうは買えなくて、そう言う時はカロリーメイトやウィダーなんかのゼリー飲料で済ましちゃうんだけど」
