同窓会 SN
第93章 決意5 和也
5-4
次の日、気合を入れて早く起き、掃除洗濯を済ませてからゆっくり朝食を食べる。
メロンパンとコーヒー、それに翔が置いていってくれたヨーグルトにカット済みのマンゴーを入れた。
「うま・・・、このマンゴー、いくらするんだろ・・・」
庶民の俺には手の届かない、てゆーか到底払う気になれない値段だろうか
こういう金銭感覚のズレみたいなものは 一緒に生活していく上で障害にはならないのかな
なんて
ハァ・・・
もしかして俺、ちょっと鬱になりかけてるのか?
やっぱり俺 翔に依存してる・・・今日は智と久しぶりに会うってのに・・・
気分を切り替えて行こう。
翔がいなくても いつも通り元気に過ごせる俺じゃないと
この先も 何かある度にぐらぐらするなんて情けないもんな