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同窓会 SN

第94章 決意6 翔



「なんとなくな。本人たち隠してるつもりでも、ああゆうのはバレるんだよな、ちょっとした視線とか仕草で」
「あぁ・・・」

「その子な、実は俺にもかなりモーションかけてきてて・・・俺が全く相手にしなかったから その腹いせもあるんだろーか、と・・・」
「・・・すごいな、その子、何人同時進行させる気だよ?てか・・・本命は翔だったんだろうな」

「デキ婚するって聞いてやっと落ち着くかと思ったんだけど、その後も総務主任と怪しいままだったし、そんな感じだから 辞める前は結構雰囲気悪くてさ。もしかしてコイツは企業秘密の流出とか企んでるんじゃないかと 密かに気をつけてたんだけど、思わぬ方向から来たな、って感じで。ま、これに懲りておとなしくまっとうに生きて行ってくれれば今回は見逃してやるつもり。」
「男の方はどうするの?」

「この件に関しては“女にそそのかされただけで自分は気が進まなかった”とか かなり泣き落としかけてきたけど、出会い系サイトにハマってたり女がらみでヤバい借金あったり、かなり派手な金遣いしてたみたいだから その言葉を信じていいかどうかは怪しいな」



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